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2020/07/31

あけぼのインタビューvol.2

憲児陶苑(けんじとうえん) 代表 堀田拓見(ほったたくみ)さん(後編)

「日本のものづくり応援メディア あけぼの」二人目のインタビューです。レトロモダンでかわいい和食器を作られる常滑焼「憲児陶苑」の堀田拓見さんに、お話を伺いました。

どんな人に向けて作品をつくっているのでしょうか?

誰向けというよりも、第一に使いやすいように作っています。うちの作品は種類が多いのでいろんなシーンで使ってもらえたら。男性向け女性向けで分けていることもなく、お客様の自由で使っていただけたらと思います。20歳くらいの方からご高齢の方まで手に取っていただいています。和室でも洋室でもどちらでも使っていただけるのかなと思っています。関東のお客さんも増えてきていて、有名な喫茶店などでも使っていただいているんですよ。多肉植物の鉢植としても東京で販売しています。ヨーロッパの方にも人気がありますよ。

こだわりや、作品作りで大切にしていることはありますか?

やはり使い勝手がいいようにつくっています。どんな風に使ってもらっても使えるようにしたいですね。

今後どんな未来を描いていますか?

個展やショーレースにはあまり興味がなく、それよりはオンラインショップをやりたいなと思っています。ですが現状一人で作業をしているので、問い合わせの対応や発送などで一日が終わってしまい、注文をこなしながら運営をするのが難しいですね。今はコロナの影響もあり、憲児陶苑の作品を卸している先のお店がオンラインショップをつくってくれています。

どんな人が作り手に向いていると思いますか?

自分ができたので、誰にでもできると思います(笑)2年間陶芸研究所で学びました。研究所には県外から来る人が多いですよ。

これから作り手を目指す人へメッセージをお願いします。

陶芸についてしか言えないのですが、意外とできるものですよ。陶芸家というのは敷居が高く見えるんですけど、割と普通の仕事だよ、と感じています。コツがない、というか、やると決めちゃえばやれるような気がします。

堀田拓見

1985年愛知県常滑市に生まれる。2014年とこなめ陶の森陶芸研究所にて陶芸を学ぶ。父、憲児の跡を継ぎ作陶活動中。

憲児陶苑(けんじとうえん) 代表 堀田拓見(ほったたくみ)さん(前編)
一菁陶園(いっせいとうえん) 代表 八木孝幸(やぎたかゆき)さん(前編)
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